第144回 ベターな習慣

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、タバコをやめました。
とはいってもまだ1ヶ月半くらいですが。やめてるんです、くらいが正しい。

若かりし頃からウン十年吸い続け、途中2回ほど禁煙に挑戦したものの、どちらも3ヶ月目にあえなく挫折。しかもそこまで我慢するのも非常に苦しく、結構頭の中はタバコタバコ、我慢我慢だったと記憶しています。

それが今回はちょっと違う感覚で禁煙進行中である理由が3つあります。

1つは、禁煙の治療を熱心に行っている医師の先生と知り合い、その害に関して細かい情報を細かく聞くようになったこと。喫煙者と非喫煙者は脳内麻薬の分泌量に差があるだとか、肺がんは治癒率が20%以下だとか、恐ろしいニュースばかりです。
またそこで新鮮だったのは「吸いたい気持ちは一生なくならない」ということを理解し受け入れた上で、どうクリアするかが問題だと気が付いたことですね。
吸いたい気持ちがある以上は止められないのでは、という勝手な思い込みから逃れることができたと思います。

2つめは、古くからの友人が肺がんで亡くなったこと。気が付いたときには肺がんが脳に転移して、すでに末期だったそうです。それも彼が誰にも話をしていなかったこともあり、死に目に会うことができなかった。
先の先生の話を聞いていた矢先に友人の訃報を聞いたことがきっかけで、スパッとやめました。
それから1ヵ月半、食事中やお酒を飲んでいるときにはまだ「あー吸いたいな」と思うときがありますが、それでも買ってまで吸いたいとは思わなくなりました。苦しくもない。不思議なものですね。

3つめは体を健康にキープしていく習慣に対する意識が、禁煙の意志を下支えしているという感覚です。
煙は血流の中に入り込み全身に回るのだから、そらよくないのはずっと昔から知っていたけど止められなかった。
しかしさすがに年齢と共にそんな無駄なことは体に対してもったいない、という感覚が出てきたこと。どこまで強い、というか健康な体を作り直せるものか、ということに興味が出てきたことが大きい。相変わらず縄跳び、筋トレやってますよ。

結局、意志の問題が一番大きく、そこに何かしらのきっかけがあればたとえ習慣でも変えることができるのだと気が付きました。
そんなこんなで禁煙に限らず、気張らずに自然に、肉体的にも精神的にもベターな習慣を一つでも多く取り込んでいけるようにしようと思っています。

2件のフィードバック

  1. 私も以前は、仕事で忙しい時は1日2箱吸うぐらいのヘビースモーカーでしたが、今は全くすわないし、人がすってるの見てもなんとも思わないし、さらには人の煙が嫌になるほどになりました。
    2年前ぐらいに試しにどんなもんかと友人にもらって一口すってみましたが、自分がこれにはまっていた事が不思議になるくらい、全然おいしくもなく、健康の害になる物としか思えなかったです。
    私は最初自分で買わないようにして、どーしても吸いたい時はもらいタバコにしてました。それがだんだんと吸わなくなり、
    ニュージーランドに来てからは室内ですってはいけないので、
    レストランやバーなどでもタバコをすっている人が自分の目にはいらないのです。そうすると自然とすってた事忘れてしまうっていうか自然と辞められました。

    I hope you can stop smoking too!!

  2. きくりんさん
    コメントありがとうございます!
    レス遅くなり恐縮です。

    いまだに継続してますよ~っというか今回はいけるだろうと実感がありますよ。
    不思議なものですね。皆さん禁煙に成功した人は「なんで吸っていたのだろう」と思うといいますよね。
    それだけ意識とはコントロールできるものかと実感します。

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